2023/05/31 12:34

もう一昨年の年末になりますが、初めて代々木上原の東京ジャーミイに行き「こんな場所にこんな建物があったのか!」と驚きました。
建物内はとても豪華で美しく、ここでしか見たり感じたりできないもので貴重でしたが、それ以上に僕の目を引いたのは、日本とオスマン帝国・トルコとの関係を示す資料の展示でした。
何となく日本とトルコには「特別な関係」を感じていたのですが、ここでさらに「何か」を感じました。
その「何か」が分からないまま、何となく時間は過ぎたのですが、それは消えることはなく、いつも僕の中を漂っていました。
そして最近になって戦前の日本の様々な面をリサーチする中で、またイスラムが登場してきました。
ここでは日本やイスラム社会の思惑が入り乱れ、生々しい展開が描かれていました。
そこを入り口に代表的な登場人物を調べてみると、感じていた「特別な関係」や「何か」が少しずつ見えてきました。
以前から東京ジャーミイのリサーチはしたいな、と思っていたのですが、どうやらタイミングはちょうど今のようです。
最近の僕のリサーチの大きなテーマの一つに「戦争とは本当は何だったのか?」がありますが、ここもまたそのテーマに沿ったものにもなりそうです。
東京にいてもなかなか訪れるチャンスのない東京ジャーミイを一緒にリサーチをしてみませんか?
東京ジャーミイ
■ Googleマップ
■ Wikipedia
【以下イベントページの説明文より(wikiベースです)】
代々木上原にある東京ジャーミイは、日本最大のイスラム教寺院(モスク)です。
1階にはイスラム教(回教)やトルコの文化を紹介する「トルコ文化センター」が併設されています。
前身である東京回教学院は、1938年(昭和13年)にロシア帝国出身のタタール人たちのためのモスクとして設立されました。同モスクが老朽化のため取り壊された後、亡命タタール人たちがトルコの国籍を取得していた縁から、トルコ共和国宗務庁の援助によってオスマン様式で再建され、2000年(平成12年)6月に開堂しました。
建物の上階に礼拝堂を設け、大ドームを乗せた広大な空間を確保する、トルコでは非常によくみられる形式を踏襲しており、東アジアで最も美しいモスクとの呼び声もあります。
オル研的には、この建物も戦前の日本や戦争と無関係ではなく、隠された歴史を知る上で大変興味深く重要な場所です。
日本の軍部や頭山満などの右翼や当時の日本のイスラム思想、そしてタタール民族独立運動などイスラム社会側の思惑などが複雑に絡み合っています。
その現場の一つであったこの場所を訪れ、その歴史を感じることで、ヒントやインスピレーションが得られればと思います。